新型コロナウイルスのペットへの感染について

香港で新型コロナウイルスに感染したとされた1例目のポメラニアンが3/16に死亡したと香港メディアが報じました。この犬は政府施設で隔離されていましたが発症はせず、陰性になったことを確認した後、3/14に飼主の元に戻されていたということです。17歳と高齢で心臓病を患っていたという情報があり、死因は新型コロナウイルスとは無関係とされていますが、飼主は病理解剖を断ったということです。
3/19には香港で犬への感染の2例目が発表されました。30歳女性の飼育するシェパードで、飼主が感染したことから3/18に飼犬も検査したところ陽性反応が出たということです。症状はなく、1例目のポメラニアンと同様に政府施設に隔離されていましたが、すでに飼い主の元に戻されているようです。
香港では、感染者や濃厚接触者の飼育する動物に対して新型コロナウイルスの検査をすることを推奨しているようです。日本では現時点で動物に検査を行うことはされていません。
香港以外では3/27にベルギー保健当局が猫の感染例を発表しました。飼主の発症から1週間後に飼猫が下痢、嘔吐や呼吸困難などの症状を示したため、吐物と便を調べたところウイルスが検出されたということです。猫は9日後には回復したと報告されています。ベルギーの例では香港と違い、動物に異常がみられていますが、この症状が新型コロナウイルスによるものかどうかはわかりません。
4/1には香港で、猫としてはベルギーに続き2例目となる感染例が発表されました。25歳女性の飼育する猫で、3/20に飼い主の感染がわかり、3/30に飼猫を検査したところ陽性反応がでたということで、症状はないということです。現在は隔離され経過観察中と報告されています。
これら4例はヒトからペットへの感染の可能性をうかがわせるものではありますが、ペットからヒトへ感染したという報告はいまだありません。まずは飼い主が新型コロナウイルスに感染しないように心掛け、感染の疑いがある場合はペットとの接触をできる限り控えるようにしましょう。(2020/04)

新型コロナウイルスのペットへの感染について
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