日本小動物獣医師会「JSAVA」は Japan Small Animal Veterinary Association の略で、 通称「ジャサバ」の愛称で親しまれています。 JSAVAは小動物開業獣医師の心の拠り所として 広く会員の意思を尊重し、反映する会として発足しました。 また、本会は世界小動物獣医師会(WSAVA)の日本のカウンターパートナーとして 1985年には世界小動物獣医学会議・日本小動物獣医師会次大会を新宿にて 1995年には世界小動物獣医師会(WSAVA)大会を横浜にて共催し現在も深い交流で連携を図っています。
事業内容
・学術活動
生涯教育・卒後研修講習会の開催、国内外における学術交流、「薬用量マニュアル」の発行などを行っています。
・適正な獣医療のために
獣医療倫理、獣医師倫理の啓発、獣医事講演会の開催、獣医事・薬事問題への対応を行っています。
・狂犬病等各種の人獣共通感染症問題
公衆衛生に大きく関わる人獣共通感染症には、獣医師のネットワークが不可欠です。開業獣医師による啓発活動や、
ホームページを通じた正しい情報提供を行っています。
・身体障がい者補助犬育成・啓発
身体障がい者補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)の健康維持管理のために募金活動や啓発活動を行っています。
身体障がい者補助犬の健康維持管理は、獣医師にしかできない重要な任務の一つです。
・学校飼育動物対策
日本小動物獣医師会による学校飼育動物事業は、2018年度をもって活動を休止しました。
学校飼育動物対策委員会の歩みについて(詳細はこちら)
現在は公益社団法人日本獣医師会が活動を引き継いでいます。
会長挨拶

長崎 淳一
一般社団法人日本小動物獣医師会は、家畜防疫・公衆衛生・食品衛生・動物診療など広範囲な獣医師の職域の中でも牛や豚などの産業動物ではない犬や猫などの小動物の診療を主に行って診療施設を開設している獣医師が所属している獣医師会です。いわゆる犬・猫の動物病院を開業している獣医師の全国的な組織であり、約3,000名の獣医師が所属しています。
社会に信頼される獣医療を実施するために学術研修、獣医師倫理の向上などの事業を行っています。また、公衆衛生の問題として人獣共通感染症への対応、動物福祉の観点から身体障がい者補助犬への対応などの事業も行っています。
小動物診療現場では、今後、マイクロチップ装着義務化や愛玩動物看護師資格の導入といった大きな変化が起こってきますが、これらへの対応も検討しています。
これからも社会が求める信頼される獣医療を提供できるように、獣医事の推進、学術の研鑽、獣医療をもっての社会貢献事業の推進という基本テーマのもと活動し、関連団体・関連企業などとも連携して情報を発信してまいります。
小動物開業獣医師による全国組織としての一般社団法人日本小動物獣医師会にご期待ください。